環境セミナー開催のご案内
− ISO9001(2000年版) & ISO14001認証取得とメンテナンスノウハウ −


 国際的なISO認証制度普及の高まりの中、国内プリント配線板メーカーでもISO9001、ISO14001の認証取得が進んでいます。
 その一方で今、各企業は課題も抱えています。ISO9000については94年版での認証取得企業は2000年版への切替を迫られています。また、ISO14001の認証を取得した企業、まだ取得していない企業ともに、環境活動をいかに自社の事業活動と融和させ、経営面でも実効あるものにするかが問われています。
 本セミナーでは、ISO認証取得を準備中のプリント配線板企業あるいはISO認証の有効活用を模索しておられるプリント配線板企業の方々を対象に、当業界での製造経験が長く、ISO認証実務にもくわしい講師、審査員による最新のISO認証と業界事情に即したノウハウ説明及びプリント配線板製造に従事されている方からのユニークな活用体験の紹介をしていただきます。
 効率的な認証取得のご参考になるだけでなく、経営効率の向上にも役に立てていただけるものと考えています。是非ご参加下さるようご案内いたします。
 なお、参加者の制限はいたしませんので、会員会社のみならず、会員会社の取引先の方々にも参加していただけます。
 また、本セミナーは、社団法人日本プリント回路工業会環境安全委員会が、有限会社ピーシーテクノの協力を得て開催します。



1.日 時:平成14年2月8日(金) 10:20〜17:20
2.場 所:回路会館地下会議室
東京都杉並区西荻窪北3-12-2  TEL 03-5310-2020
3.内容、講師及びスケジュ−ル
(1) ISO14001環境マネージメントシステムの有効な構築(10:20〜11:40)
(有)ピーシーテクノ(ISO審査員)    小林立身
【概要】 環境マネージメントのシステムは企業サイズに見合った有効性のある構築が望ましい。そのためには規格の要求事項を理解すると共に、特に中小企業においては工夫されたコンパクトな要領や手順書・記録類の準備を、使い易いものとして作る必要がある。また、プリント配線板製造の独特な薬品類、工程そして排出物は、環境側面の抽出及び評価の面で悩むことが多い。更に運用面においても適用される範囲とイビデンスに対する考え方は重要で、全てを活動対象にすると実行面での負荷が過大となる。
 この環境マネージメントシステムの構築ポイントを、プリント配線板製造経験と認証取得実績のある技術者がポイントを解説すれば、工夫すべき項目が理解でき、目的・目標へ結び付けてシステムの立ち上げへ役立てられる。結果としてラインから遊離しない"生きた環境マネージメントシステム"が構築できよう。
 今回は、これから認証取得を計画或いは準備中の皆様が役立つように、キーとなる規格条項を解説しながら各要求項目と対応させたノウハウを述べる。
<昼 食>(11:50〜12:40)
(2) ISO14001認証取得事例の紹介(12:40〜14:00)
シライ電子工業(株)品質・環境システム室長    駒井 祥三 氏
【概要】 ISOの規格は世界共通と各種団体、企業など幅広く利用できるように工夫されているが、これが規格の解釈を難解なものにしている面も否めない。このようなケースでは具体的な実施事例を聞くと良く理解できる場合が多い。また、一つのヒントが、思い考えあぐねていた課題を解決してくれることがある。
 本セミナーでは活動組織作りから認証取得スケジュール、環境方針の作成、環境影響評価→目的目標→環境マネージメントプログラム化の手順、法的及びその他の要求への工夫、教育訓練と文書管理への対応など一連の活動について、認証を取得したプリント配線板企業の実務責任者から講演していただく。
 規格の要求項目を検討しながら、自社の環境マネージメントシステムとして構築した苦心談や具体的な成果の報告受ける。
(3) プリント配線板製造における実践的リサイクル活動(14:00〜15:20)
(株)伸光製作所 環境管理室長    今関 貞夫 氏
【概要】 リサイクルは、単に現在ある廃棄物を、埋め立て処分からリサイクル業者へ委託するだけではない。工程で使用する資材や薬品の個別検討ばかりではなく、法的要求例えば有害化学物質や3R(Reduce、Reuse、Recycle)を考慮した工程作りとリサイクル性を踏まえた「環境に調和したプリント配線板の製造」が基本である。また、リサイクル費用は受け皿業界が発展途上にあるため、従来の処分費より高くなるケースもある。更には新規リサイクル先への依頼が、確実な運搬と中間処理及び最終処分を実施しているのかの確認も、改正・廃棄物処理法では排出者の責務としている。委託業者の選択は、かなりの調査と配慮を要す面でもある。
 リサイクル活動を広義に考えれば、(1) 廃棄物を少なくするための化学薬品の再使用、容器類のリユース化 (2) 各種汚泥類やフィルム類の有価化 (3) 廃薬液を自社内処理へ切替 (4) 効率・効果的なリサイクル化など利益増出に貢献できる部分は多く、一過性的対策のものは少ない。
 実際に工場で智恵をしぼり、工夫した体験からでる実践的事例は、環境保全活動を同じくする企業にとって有意義な部分が多々期待できよう。
(4) ISO9001:2000 認証取得のノウハウ(15:30〜16:50)
日本検査キューエイ(株)(ISO審査員)    神宮寺 淑人 氏
【概要】 2000年版は従来の94年版/品質保証モデル的な規格から、ISO14001と同じ経営要素(マネージメント)を組み入れた新しい形式となった。また、設計と製造を分けずISO9001:2000 へ一本され、用語の解釈も異なったりして、今までなれ親しんできた94年版規格とはかなり様子が違う。
 例えば、設計・開発の条項でパターン設計は規格条項で求める設計とどう違うのか、設計・開発のレビューや妥当性の検証がパターン設計にあるのかなど解釈に戸惑う部分が多い。あるいは監視及び測定の規格条項で監視とはどの作業の何が該当するとか判断は難しい。さらにプロセスアプローチの適用をどう扱い利用するのかなどである。プリント配線板に置き換えた品質マネージメントシステムをじっくり検討し取掛かる必要がありそうだ。
 94年版と2000年版の違いを踏まえた、プリント配線板製造の経験豊富な現役審査員の講義は、懸案だった部分を解き明かす良い機会であろう。これから品質マネージメントシステムを構築予定の皆様には、質疑応答を含めて有意義な研鑚の場を提供できるものと考えられる。
4. 質疑応答(16:50〜17:20)
5. 参加費:無料
6. 申込み方法
 申込み用紙に必要事項をご記入の上、平成14年1月28日(月)までに下記あてFAXにてお申込みください。なお、会場の都合上、定員数で締め切らせて頂きますので、ご了承ください。
7. 問い合わせ先
(社)日本プリント回路工業会
〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-2 回路会館 2F
TEL 03-5310-2020  FAX 03-5310-2021

環境セミナー申込書

社団法人日本プリント回路工業会
Japan Printed Circuit Association